お話を関東および東海地区に限定して非常に恐縮ですが、今後この地域で危惧されている大きな地震に、前述の東海地震と南関東直下型地震があります。東海地震は静岡県南部にある駿河トラフ上でマグニチュード8クラスの地震が100〜150年周期で起きています。また 関東南部の相模トラフ付近で、マグニチュード7クラスのプレート境界型地震が予想されて いるのが、南関東直下型地震でこれは首都東京にとって一番心配すべき地震です。
東京都の予測で、仮に東京湾北部でマグニチュード7.3規模の地震が、冬の夕方18時に起きた場合、約450万人の帰宅
難民が出るとしています。都内にはたくさんの河川が流れておりますが、この河川にかかる橋がひとつ落ちただけで、数十万人の人々が避難路を失い、残っている橋に移動します。この混雑状態は朝の通勤ラッシュなど比較にならないものになると思われます。
地震は非常に怖いものですが、二次災害にも配慮が必要です。たとえば、以前より話題にのぼっている中部電力浜岡原子力発電所は、御前崎の西側の活断層の上にあります。原発の安全性についてこの場で論議するつもりはありませんが、東海地震の際に絶対安全だと宣言しうる人はいないと思います。なぜなら浜岡原発は過去において、大地震の経験がないからです。新潟中越沖地震の際にも柏崎刈羽原子力発電所が想定外の被害を受けたことも記憶に新しいと思います。
また地震と連動して起きる津波についても十分な警戒が必要です。2005年3月に起きたスマトラ沖地震をまのあたりにした時、自然の猛威の前でいかに人間が無力かを思いしらされました。地震が起きたら海に近づかないで高台に逃げる。近くに高台が無い場合は鉄筋コンクリート製の3階以上のビルに逃げる等の案内もでております。特に旅先での慣れない地域での被災は、一歩判断を間違えば大切な生命を落としかねません。
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